北陸新幹線の開業を機に、関東地方から富山県へスムーズにアクセスできるようになりました。その結果、富山湾と立山連峰が作り出す風光明媚な景色、新鮮な食材の数々が注目されるようになったのです。2015年頃から、移住を検討している人への相談会が精力的に催され、若者の移住が緩やかに増加しています。
首都圏に居住していた若者が富山に移り住む理由の1つは、暮らしやすい環境です。富山県内では、子どもが日常的に豊かな自然と触れ合えるうえ、保育施設も待機なく利用できます。さらに、教育レベルが全国トップクラスの水準を推移しており、子どもの才能を引き伸ばす機会が溢れているのです。子育てに取り組みやすいため、移住を決意した若者は少なくありません。
また、安心安全に生活できる地を求めて、移住している人も多いです。といのも、富山県は重要犯罪件数が非常に少なく、良好な治安が保たれています。地域全体で子どもの成長を見守る風習が根付いているので、通学途中に事件や事故に巻き込まれるリスクはそれほど高くありません。
重要犯罪件数と共に、火災発生件数や震度6以上の大規模地震の発生確率も極めて低いです。
ちなみに、暮らしやすさだけでなく、求人が豊富な点も大きな魅力の1つとなっています。富山県は多種多様な企業が集積し、ものづくりの県として成長を遂げてきました。有効求人倍率と正規雇用者率が高く、働き口を見つけやすいです。若者が夢を持ち、活躍のチャンスを見出せる地域といっても過言ではないでしょう。